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カナディアン・ロッキ-を歩く (その6) アイスフィ-ルド・パ-クウェイを走る [旅行]

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この旅では途中6日間レンタカ-を借りた。自分で運転して、ロッキ-の大動脈Icefield Parkwayを走るためである。Icefield Parkwayは、Lake LouiseからJasperまで約250km、ロッキ-の谷を南北に走っている。途中、雪を被った3,000m級の山々が見え、また数々の氷河湖を見られる(はずだ)。カナダは左ハンドル。日本に帰ったとき右ハンドルにとまどう私には問題ない。こんな機会はめったにないので、車種はアメリカ車(Ford)にした。車は道も広く、またとても空いているのでドライブは快適だ。意に反し、アメリカ車は日本車と同じくらいスム-ズに動いてくれた。燃費も思ったより悪くなかった。唯一の問題は、道がまっすぐで
動きが少なくて眠くなることくらいだろう。

Jasperを目指して走る往路は、雨曇り。氷河湖は見ることが出来たが、3,000m級の山々は姿を見せてくれなかった。途中、ロッキ-に来る観光客の95%が立ち寄るというコロンビア大氷河ばある。スイスの氷河に何回か立ったことがあり、それが特に面白いものではなかったので、今回は初めからパスすることに決めいていた。それでも氷河センタ-に立ち寄ると、たくさんの人がいて、氷河行きのバスが頻繁に出ていた。渓谷(Canyon)と言われる、雪解け水が河となり、岩を削って流れる所も数箇所見た。あれこれ立ち寄ったので、Jasperに着いたのは夕方6時ごろにだった。Jasperはカナディアン・ロッキ-の北の中心の町である。南のバンフより人が少なく、親しみやすい。駅前にあるホテルにチェックインし、街を歩いてみる。この日はロッキ-滞在中唯一ハイキングをしない日だったので、足がうずうずしていた。でも、インフォメ-ション・センタ-で翌日からのハイキング情報をもらって、街をぐるっと周るのが20分ほどで終わってしまった。わかりやすくて落ち着ける街だ。

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翌日、車を西へ走らせ、国立公園を出てBC州の州立公園に入る。カナディアン・ロッキ-の最高峰、Mount Robsonの麓にあるLake Kinneyへのハイキングをするためだ。このトレイルは標高差が100mほどしかなく、とても楽である。川沿いに森を歩くのは楽しい。唯一の心配は例によって熊だったが、このトレイルは人気で比較的人が歩いているので、人の活動時間には熊が出る心配はほとんどないと聞いた。ただ、インフォメ-ション・センタ-では、「曲がり角では、ちょっと音を出すなど注意した方がいい」と言われた。「曲がり角」では、視界が聞かず出会い頭に熊に遭遇する危険がある。Mount Robsonの直下にある湖畔のキャンプ場までのトレイルは快適だった。花の写真を撮っていると、反対からやってきたハイカ-が、「あなた、花が好きなの? あっちにきれいなランが咲いてるから楽しみに歩いてね」と声をかけてくれた。



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Jasperで2泊し、Icefield Parkwayを逆に走ってバンフに戻る。バンフに戻る前に、Mount Edith Cavelに立ち寄り、天使の氷河と言われる氷河を見た。朝早く、トレイルの出発地点の駐車場はガラガラだった。ガイドがいないので、もう少し人がいてくれ方が安心できる。途中何度も地リスに出会った。ここの地リスは人を全く気にせず、1mくらい近くに行っても平気で草を食べていた。晴れていたが、風は冷たい。やはり氷河を渡ってくるだけのことはある。ダダダダダ、大きな音がした方を見ると氷河か雪が、崩れ落ちていた。長い白い尾を引いて雪や氷が山を流れ落ちる姿はすさまじい。下山すると駐車場は満杯で路上駐車の列が続いていた



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往きと違い、この日は晴れていたのでIcefield Parkwayのドライブは爽快だった。右に左に雪を被った山々が流れていく。川はとうとうと流れ、所々で美しい湖を作っている、途中、景色のいい路肩に車を止めコ-ヒ-タイム。Banffに着いたのは午後8時。


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だらだら続いたカナダの旅行記もあと1回。

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コメント 12

krause

どの写真をみても素晴らしい景色と花、おいしそうなビール!カナダではありませんが、私も涼しくなったら山へ行ってきます。
by krause (2011-08-26 14:12) 

雀翁

krauseさん、

すっかりワイン・日本酒党になりビ-ル離れが進んでいる私ですが、カナダではビ-ルをたくさん飲みました(登山の後ですから)。
これからは紅葉(まだちょっと早いですが)が楽しみですね。

by 雀翁 (2011-08-26 18:20) 

COLE

大パノラマの世界、素晴らしい世界をご旅行されているんですね
起点のバンクーバー、私にとっては思い入れのある場所です
ロッキーへの旅にまでは出られませんでしたが
ここで知り合いになった地元の写真家に影響を受けてカメラにはまったのでした
by COLE (2011-08-26 23:00) 

collet

レンタカーでの運転話を読みながら、
ここならキャンピングカーも多いだろうな~と思ってましたら、
やはり高速道路を走ってたようですね。

コロンビア大氷河、御多分に洩れず両親も立ち寄っていましたよ。
当時は生活に余裕ができ、ハワイを皮切りに2人であちこち旅していて、
「山と渓谷」を愛読していた父はアルプスも間近で見て、
自分が出征中に赴いた中国各地の今を見にもう1度巡り、
次にオーストラリアへ行く予定でしたが病に倒れました。
そんな父の影響でしょうか?子供たちもみんな旅好きで、
明日からようやく夏休みとなり高原に避暑に出掛けます~~(^^♪

ところで、花の撮影などには、確かにいいカメラが欲しくなりますよね。
わたしも常日頃そう思い、ある人に言いましたら、
「カメラより技術の問題では?」な~んて言われ・・・
うぅ~ん、悔しいけど当たらなくもないかしらん~(;一_一)
by collet (2011-08-27 13:44) 

雀翁

COLEさん、

今回の旅行では、残念ながらバンクーバーの街を歩くことができませんでした。次回は、あの高名な美しい街を見てみたいと思います。
旅行中、そしてから帰ってからも、「いいカメラが欲しい」とじくじく思っている私です。買う気になれば買えるのですが、結局、ポケットに入るカメラと旅に出てしまう自分が見えるのです...

by 雀翁 (2011-08-27 17:33) 

雀翁

colletさん、

キャンピングカーもたくさん走っていました。カナダの人たちは、休みになるとキャンピングカーを借りて、いろんな所に行くのだとおしえてもらいました。時間やお金をうまく使うのだなと感心しましたが、日本でそれをやっても渋滞に巻き込まれるだけでしょうか。

ご両親、活動的な方なんですね。「山と渓谷」は、父がよく読んでいて、小さい頃からなじみがありました。なじみがあっても、子どもには何が面白いのかよくわかりませんでしたが。

花の撮影...確かにカメラを変えただけでは解決しない点も多いのかもしれません...(汗)

高原ですか、いいですね。行ってらっしゃい。


by 雀翁 (2011-08-27 17:39) 

Bonheur

綺麗~。やっぱり山と湖の景色は良いですね。
マーモットもカワイイ。近づくと、逃げて行きますか?
最後から2枚目、中央の山の形がユングフラウみたいです(どこまでも、何でも、スイスと関連付けたい自分・・・)

今年、なぜかチロル行きを諦めざるを得ない状況になりましたが、「行かなくて良かった」と今日気づかされました。背中の上の人に感謝です。

カメラ、確かに腕の問題もありますね。ブログ等を拝見して、「え?これで一眼なの?(このレベルなら一眼いらないなあ)」と思うときと、「え?これ、ホントにコンデジで撮ったの?」と思うときと、両方あります。道具は使いようかもしれませんね。
by Bonheur (2011-08-27 23:24) 

葵ママ

リス可愛いですねぇ。間近に人がいても、危害を加えられないとわかってるからのんびりお食事できるのでしょう。

息子が撮影してきたグランドキャニオンの写真を見てしみじみ思ったのですが、とにかくスケールでかい。私が見た風景の中で、これに一番近いものをあげるとすれば阿蘇山周辺ですが、それでもまだまだって感じです。
by 葵ママ (2011-08-28 09:54) 

雀翁

Bonheurさん、

一度、マ-モットが10mくらい向うにいて、ずっとピ-ピ-という警戒音を出しながらも動かないことがありました。でも私たち人間を警戒しているなら、とっくに隠れてもよさそうなものだったんですが、そうでもなさそうでした。最後の「ピ-!」と大きな声で鳴いて、岩陰に隠れたと思ったら、そのすぐ上を、鷹のような大きな鳥が、す~っと飛んで行きました...

ん?チロルで何かあったのでしょうか。

私は、自分がとことんまで凝らない(そこまで没頭できない)人間であることを知っているので、大きなカメラが買えないんです。歩いて自分の目で見て感じることが好きなので、ポケットに入らないカメラは、宿に置いたままにされ、宝の持ち腐れになることが容易に想像されます。でも欲しい...(金銭的には買えますが、どうもふんぎりがつきません、いい年してるのに)。

by 雀翁 (2011-08-29 08:32) 

雀翁

葵ママさん、

危害を加えられない、または、何かもらえるかもという期待があるのかもしれません。人間を恐れないと言うことは、野生動物にとってある意味、とても危険なことなんでしょうが。

地球には、私たちの知らないとんでもないスケ-ルのところがあるようですね。3~4年前、湯布院に行った時、車を借りて阿蘇をめざしましたが、雪がドンドン降ってきて視界が効かなくなり、途中引き返しました。3月末のことでした。で、阿蘇はまだ見ていません(グランド・キャニオンも)。

by 雀翁 (2011-08-29 08:38) 

nomu

マーモット君・・・かわいい♪ 昔、英語の教科書に出てきたのを思い出しました。
それにしても、なんて綺麗な水の色!どうしてこんなに明るい鮮明な水色なんでしょうね・・
by nomu (2011-09-01 21:54) 

雀翁

nomuさん、

マ-モットは日向ぼっこが好きだそうで、夏場は岩場によく出るそうです。そして、10月ごろにはもう冬眠に入るとか...

氷河から溶け出す水の中の成分が、光に反射して明るいブル-になるそうです。人間と言うのは勝手なもので、見慣れてくると、深い緑の湖が見たいと思うようになりました。

by 雀翁 (2011-09-02 08:24) 

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